涅槃の道場 讃岐国・香川県


第八十番 白牛山 千手院 国分寺




縁起

天平13年(741)聖武天皇は国ごとに国分寺・国分尼寺を建立する詔勅を出されましたが、この寺は行基菩薩が建てた讃岐の国分寺で、本尊千手観音立像は行基菩薩の作といわれています。境内の正面一段高い松林の中に創建当時の金堂の跡が残っていますが、その広さは東西28m南北14mで、この中に33個の大きな礎石があります。また七重塔跡にも15個の礎石があり、創建当時の壮大さがしのばれます。弘仁年間弘法大師がこの地に止まられ、行基菩薩作の本尊千手観音像の損傷個所を補修して第 80番の霊場に定められました。 その後天正年間(1573‐93)、長曽我部軍の兵火にかかり堂塔はほとんど焼失しましたが、本堂と鐘楼は難をのがれ、共に国の重要文化財に指定されています。慶長14 年(1609)高松城主生駒公が梵鐘をかりて城内に運びましたが鐘をつくと「いのう」と鳴るので城主はノイ□−ゼになり、寺ヘ梵鐘を返したという伝説があります。

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