菩提の道場 伊予国・愛媛県


第五十二番 滝雲山 護持院 太山寺




縁起

用命天皇の御代に九州豊後の真野という長着が高浜沖で暴風雨に遭ったので、日頃信心している観音さまを念じると龍雲山の方から一条の光明が船を照らし、十一回観音のお姿が現われて暴風雨はおさまりました。感激した長者は豊後へ帰り、大工や材木を整えて瀧雲山に引返し一夜のうちに本堂を建立したのがこのお寺のはじまりといわれます。 のち聖武天皇の勅願によって行基菩薩がこの地に止まり、十一回観音菩薩像を刻み本尊として安置しました。 天皇ご自身も写経を納めて瀧雲山・太山寺の寺号を賜わりました。 その後、弘法大師はこのお寺で護摩供を修められ、それまで法相宗であったのを真言宗に改め、第 52番の霊場に定められました。 その後、皇室のこ信仰も厚く、孝謙天皇が十一面観世音菩薩像1体を奉納したほか、後冷泉、後三条、堀河、鳥羽、崇徳、近衛の六天皇もご即位のとき、いずれも十一面観世音像を当寺に納められていますが7体とも国の重要文化財に指定されています。

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